Q14の仕上げ工事が終了します。

熱損失係数Q値を1.３台で実現するような低ランニングコストを維持しながらも、豊かな周辺環境と景色に向かって3方向に大きく開放された透明感のある空間を両立しています。

熱損失係数とは内部の熱が外部に逃げてしまう熱量を数値で表したもので、値が小さいほどすぐれた断熱性能となります。
Q値１．４とは北海道の省エネルギー基準を上回る優良な室内環境を確保し、ランニングコストを大きく低減している数値です。

夏にはカラリと乾燥した心地よい湿度とともに、程よくひんやりとした冷気をトイレに至るまで全館にわたり充満させて・・・

冬季には、大きな開口部から太陽の恵みと暖気を最大限に取り込みつつ、その暖気が全ての部屋にいきわたるシームレスな室内環境を自然の力と機械の力の両立によりスマートに解決し・・・

つまり、明るく開放的な”夏でも冬でもハワイ”な住宅になります。

リビングとダイニングを取り囲むように3方向にテラスが設けられています。

テラスは高めの手摺壁により外部環境からは完全にプライバシーを確保しつつ自然風、採光をふんだんに内部空間に取り込んでいます。

高い手摺壁はそっと外部に向かって傾斜を持っています。どのような視覚的効果をもたらすのか・・・、室内空間の連続性と開放性の獲得にいかに寄与するのか・・・もうしばらくで完成です。

ドイツ製の断熱ガラス、サッシュの搬入に多くの時間を費やしてしまいましたが、もう完成は目前です。

楽しみです。