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花粉症かも・・・。

インフルエンザの季節がすぎて、花粉症の人たちには厳しい季節がやってきました。僕自身の体はどうやら設計が大雑把なようでどちらも今まで縁がなかったのですが・・・、冗長性が高いということで、この時代に即した仕様とも言えるかも知れません。とはいえどうやらこの3年あまり、花粉症の兆候が出てきたかのように感じます。たいしたことはないので定かではありませんが、若干眼が痛いような気がします・・・。もしかしたら周りに影響されてただそんな気分になっているだけかも知れません。仕事しすぎということでよろしいでしょうか・・・。

終戦後、わが国は痛んでしまった生活を立て直す為、住宅建設を推進します。その為多くの山林を伐採しスギやヒノキを植林しました。
当時においては内需を拡大して国力を向上するという意味で良いアイデアなのでしょう。景観や自然保護の意味では??ですが、林業や建設業も大きく発展します。まづは復興ですから。
スギやヒノキも建材としては強度(製品)のばらつきも少なく、構造強度も見込めそして何より成長が早いのです。成長は早いけど根が浅いから倒壊など危険ではありますが・・・。

しかし、なんとその後外圧により、無理やり木材の関税を放棄させられたあげく外国製の建材が一気に国内に流入。
結果はもちろん日本の林業は廃れ、スギやヒノキのメンテナンスもいきわたらず、むやみに増加し放置されたスギやヒノキが戦後60年ここまで花粉を撒き散らし、結果は言わずもがな・・・。切なさを超えてもはや言葉もありません。
当時に現在のこの花粉症を予測しろというのも酷な気がしますが、そもそも自前の資源があるのにどうしてここまで外材が入ってきてしまったのかということです。

現在もいくつもの項目で関税を撤廃するなどの議論があります・・・。難しい問題ではありますが、キーワードとなるグローバル化という言葉は未だに理解できません。なぜわざわざ国の枠を解放して競争に皆をさらしたがるのでしょう・・・。あくまでも国としての枠をきちんと確保した上で競争に強い人、外にでたい人はどんどん出てゆけばよいとおもいます。入ってきたい人は同じ土俵に入っていただけはよいとおもいます。

競争を望まないだけなのです。得意不得意があるのです。それは能力とか努力の問題ではないのです。たまたま得意なだけ・・・たまたま不得意なだけ・・・。ただそれだけです。無理強いされた競争は不毛だしそれは我が身に返ってきます。

花粉症と関税・・・眼がかゆくていらいらしながら、そんなことを考えてみました。