またもや海にやってきた。そして思った。

海に見える水平線は一体何キロ先なんだろう、と。早速地球の直径を調べ、その接線方向にたいし、自分の目線の高さ、つまり海抜約1.55ｍ、僕は若干普通より長身ゆえ、目線の海抜も高い。
そんなデータを図に示し、検討してみた。そして驚愕の事実を発見した。

波打ち際にたった僕に見える、まるで永遠にも見える水平線は何度計算しても４,5キロの範囲になる。こんな近いわけはないと思い、知恵を振り絞ってみるが、いかんせん、ないものは絞れない。

果たして、どうなんだろう。水平線は、がんばれば歩いてゆける範囲なのか？自転車だったら、もうすぐそこなのか？
もしそうだとしたら、僕の中での常識のいかに狭いことか・・・。
どちらにしても頭をかきむしりたくなる様な結果だ。知恵のなさにも、常識の狭さにも・・・。

それでも、水平線に歩いて到達する自分をイメージするだけで、なんだかその気になってくる。