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オープンハウス

1月24日(土曜日)、25日(日曜日)にオープンハウスを行うことになりました。

我々としては初めての試みです。建築も良い仕上がりですが、それだけではなく、我々の過去の仕事や進行中のプロジェクトの模型なども合わせて並べておきます。是非いらしてください。コーヒーはお出しすることはできませんが・・・、今までにはないオープンハウスになればと思っています。

今までこのオープンハウスというイベント・・・、我々にとってどうしても広告的すぎるというか、あからさまというか・・・。あまりにも不特定多数を対象とするばかりに、我々の仕事のイメージや姿勢というものを適切に伝えきれないのではと危惧し、避けてきた感はあります。

では、なぜここにて・・・。理由は多々あります。そのひとつ・・・。

建築は普遍的な存在として提示されるよう、我々は勤めています。が、同時にそれは条件や要望、敷地、バジェット・・・、それはひとつの人格とばかりに様々で多面体のような個別の表情を見せてきます。

そしてそんな多様さにある普遍性を与えルールを付加し、スケールを与えてゆくことが設計です。

今回は、我々と施主が協働で設定した特殊解としての普遍性?と皆様の特殊性との距離を測ることが目的です。

特殊性、個別性と普遍性との距離について見ていただくこと・・・、これは勇気の必要な行為、誤解を招く行為ではあろうかとも思います。

しかし、ただ特殊解のままでは社会性は得られません。建築は個別でもありながら社会でもあるからと考えているからです。建築は主観的な存在ではないのです。

特殊性のみにこだわっているのも何か重たいものから逃避しているみたいで・・・、かっこよくないですしね・・・。

多少の好き嫌いはあるにせよ・・・、マグロの赤身にだって良い赤身とそうでないものがあります。個別性を保ちながらも多くの人に支持されえる普遍性、つまり美味しい赤身、を大事にしてゆきたいと思います。

また、皆それぞれの特殊性は永遠の相互不可侵条約を締結したかのごとくあいまみえないものです。が、だからこそ、我々はその距離を自覚的にかつ能動的に提示できることが、職能として必要であり、その距離感を感じ、普遍性の可能性をイメージし、我々の勇気を問うてみたいと考えたからです。

もうひとつ・・・あえて言うならば・・・仕事を依頼してくれるクライアントと出会いたいな・・・などというよこしまな気持ちかも知れません・・・。

 よこしまなだけでなく、たてしまも用意しますので、是非とも・・・。

 以上、広告でした。

 

静岡県駿東郡長泉町元長窪280-40

http://www.mapion.co.jp/here/all/090115/mapi0420430090115210333.html

 

我々も可能な限り現地に常駐します。気軽に声をかけて頂けますよう願いします。