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片瀬山の家がもうすぐ竣工です。

ブログで4月15日に紹介しました、片瀬山の家、コンチェルトと名付けて進めてきました住宅がもうすぐ竣工します。

母屋と離れによる2棟による構成で、両棟の中央はパティオとしてデッキが敷きこまれる予定です。オーナーさんはただいまパティオの植栽を吟味中です。

空間と居心地感の相関関係をテーマに様々試行しています。特に多様に選択された各部の素材は多様性に満ちながらも建築の空間をより引き立て”5感に働きかける居心地の良さ、視覚だけでなく触覚に愉悦をもたらすことになります。

とても良い仕上がり、かつ楽しい設計、施工期間でした。
そして楽しむ!!という事は建築を作る上でとても大事なことであると改めて気が付かされました。

私は建築は住まう人を表象するものだと思っています。つまり建築もとても楽しく、そして美しく、そして理知的なものに仕上がりそうです。

もうすぐ完成です。施主さんがポツリと、”なんだか寂しいな・・・”と一言。とっても深い一言ですが・・・私は設計者に対する褒め言葉として誤解、曲解をさせていただくことにしました。

それにしましても、この写真は不思議なアングルだとお思いでしょうが・・実は隣接する桜が林立する丘から撮影しています。

ですので反対から見ると、つまり建築の2階のリビングからはこの桜の丘が手に取るように感じることができるのです。春が楽しみです。

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