引き続き、今年のプレゼン模型を紹介させていただきます。

次はロッジアと命名して計画た住宅です。日当たりも見通しもよい開放的な住宅街に計画された建築です。

敷地はあまりにも広いため・・・、外部環境と内部環境の中間に中間領域、外部緩衝帯を設けます。
縁側のような外部空間の回廊、ヨーロッパの寺院などで見られるロッジア空間です。
ロッジア空間は規則正しく並ぶ柱と深い軒で形成されます。

雨の日でも外部の作業を妨げることなく、オフの日には軒の下の日陰空間でくつろいだり近所の方と集ったり、普段の生活と密着した建築のあり方を提案しました。

文化にまで昇華した建築の形式は長い歴史の上に切磋琢磨、そして様々な淘汰を繰り返しながら存在する、たくましく愛おしい存在です。
我々設計者はただそれを注意深く観察し、敬意を表し、慎重に今とその場所に翻訳すればよい、ということで、かなりストレートな提案でした。