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マーク・ロスコ

僕は、最近はマーク・ロスコと、野又穫氏の絵画が気に入っている。
ロスコの絵画とは、ロンドンにいたころできたばかりのテートモダンへ製作や授業の合間によく通っており、そこで出会った。野又氏の絵画は、確か単行本か雑誌の表紙に描かれているのを発見し、名前を確認し、画集を購入した。

英国の劇作家のオスカーワイルドとか言う人が、芸術が自然を模倣するのではない。 自然が芸術を模倣するのだ・・・と言っていたそうだ。

意味は未だによく分からないが、確かにロスコの絵を見た後は、町中の雑多な色をのなかに空や夕日の色がきれいに見える・・・、ような気がする。野又氏の絵画を見てからと言うもの、僕は工場から廃墟にいたるまですべての建築には愛すべきドラマがあり、同時に愛とは孤独と表裏一体なんだなと、思うようになった。

僕はこれらの絵画によって、自然の一部でもある色や、街の風景に新たな価値を発見できたと言うことなのか・・・。 つまり、芸術をつうじて僕は自然を感じ、気が付き、了解したということなのか・・・、な?