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no,i do not.

どうにも、日本語がわからなくなることがある・・・。

留学時代、仲がよいクラスメートがいた。彼はギリシアからの留学生で、英語は堪能であった。

実は、僕の卒業がかかった最後のインタビュー、つまり卒業設計のプレゼンは、彼にほぼすべての台本を作ってもらって何とか卒業を果たしたわけで、そんな意味では友人どころか恩人である。その彼は、テリヤキチキンが大好きでよく近所の日本食レストランでご馳走したものだ・・・。

彼は、今ではロンドンでアーティストとして、また卒業した学校のチューターになっている。元来、優秀な人であった。

そんな彼からのメールの返信で、久しぶりに英語での文章を作っていて思い出した。

昔、彼と話をしているとき、例えば「君はビーフが嫌いなの?テリヤキは大好きなのに」と質問をしたところ、

no.i do not.

と答えてくる。そう彼はビーフが嫌いなのだ。

つまり、

Do not you like beef?という質問に対して

no.i do not.と首を振りながら答える・・・。

しかし、僕はどうしてもその受け答えが理解できなかった。彼がビーフが嫌いなことではなくて、嫌いであればyes,と答えてほしいのだ。

つまり、日本語では君はビーフが嫌いなの?と質問すれば、ハイ、嫌いです。と言う事。

しかし、英語ではno,

となる。

どうでもよいことだが、今でもよくわからなくなる。

日本語を話す日本人でもたまに僕を混乱させる人もいる。僕がおかしいのか・・・。

例えば、君は僕のことが好きではないの?と真剣にたずねたら、はい、と目を見ながら答えられたら答えられたらショックでしょう。
首を激しく左右に振りながらいえ、大好きです、と答えてほしいところだが・・・。

けど、この場合、はい、私はあなたが好きですと答えていることになる。ひと安心・・・。

相手にもよりますが・・・。なかなか頭で咀嚼する時間が必要で、素直に喜べなくなります。

僕はこの否定形の疑問文に慣れることが英語の中でもっとも苦労したところで、今でも日本人で英語式の返答をする人に混乱させられている。

まあ、僕が否定形の疑問など天邪鬼な聴き方をしなければよいのだが・・・。