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国道と新駅の間に佇む住まいのプレゼンをしました。

今回は3案での提案です。
最善の1案でのプレゼンをするべきといつも考えているのですが、なかなかまとまらない。

当方、新事務所体制となってから初のプレゼンテーションです。私自身いつも以上に気持ちが入りました。恥ずかし気もなく期日の延長を申し出ましたところ、
「アシヤアーキテクツさんに依頼することは決めているので、納得いくプレゼンをお願いします!」
と思いがけない返事を頂きました。思わず涙腺が・・・。
最終案へのプロセスを共有させていただけるよう、3案でのご提案といたしました。

新駅のロータリーより望める敷地のため、建物としての公共性、住まうためのプライバシーの両立を検討しています。
長い歴史の時間のなかでは、新駅と共にこの住宅は建築されるということを大切に考えたい。新駅は、そこに住まう人々にとって原風景として刻まれていくものだと思いますが、その駅舎のそばに寄り添うような存在を考え、地域の人々の心に刻まれるような住宅をめざしたいと思います。
2家族が程よい距離感をもって住まえるよう、パブリックスペースとしての外部空間を囲うように建物配置を決めています。
敷地に余裕がありますので、全居室南向きという平面計画です。

竣工までの時間も普段以上に頂いております。来年1年かけ真摯にじっくりと、”ここちよい、住まい” ”公共性としての住宅” について向き合い設計業務に取り組んでいきたいと思います。オーナー様楽しみにしていてくださいね。

 

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本年も今日で残り1日ですね。
1月には最愛のパートナーを亡くしその現実と向き合うこともできず、ただただ目の前にあるやるべき事をこなす1年でありました。
お施主さまはじめ、多くの仲間や工務店の皆様、友人、家族にはげまされ今日を迎えることができました。本当に心より感謝申し上げます。一人では何もできなかった。。。
芦屋真人はすでにこの世には存在しない。けれど彼の残した建物はもちろんのこと、魂は確実に存在している。現在継続している仕事や今後いただけるプロジェクトは、彼の培ってきた思いの結晶に存在するのだと思います。彼の建築にかけた思いを少しでも形にできたらと思います。

お施主様方、工務店の皆様、工期や着工時期が予定より大幅におくれましたことを、あらためてお詫びいたします。引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。